失敗の本質―日本軍の組織論的研究 (中公文庫)戸部良一 寺本義也 鎌田伸一 杉之尾孝生 村井友秀 野中郁次郎 ¥ 800 通常3〜5週間以内に発送 ★★★★★ |
失敗の本質―日本軍の組織論... | |
| 組織において失敗がどのようにして起こりうるか、組織や成員の特性や要素から失敗の本質を明らかにしようとした良書。他のレビューを見ても名著との評価が大勢を占めています。 また、本書は第二次大戦(大東亜戦争)での日本軍の特徴的な組織的大失敗の6ケースから帰納的に失敗の原理・法則性を見出そうとしていますが、見えてくる事象・結論は単なる失敗の原理・原則というだけでなく、近現代の日本人論でもあるように感じます。単なる昔話ではなく、現在の日本人および日本人組織にも大小なり多少なり受け継がれてしまっている、「失敗の芽」を数多く見出したように思えました。 私自身は近現代の軍事史に疎いため、本書で取り上げられたケースの正確性は言及できませんし、そこから失敗の法則性を抽出した論理についても細かく議論できません。しかし、本書で述べられた数々の日本(軍)的思考や特性には経験的・感覚的に納得させられるものがありました。 少なくとも私の所属する組織では、組織の様々な単位(業界・会社・事業所・部門・グループ・チーム)で本書に挙げられた「失敗の要因」や「失敗を生んだ組織・成員の特性」が根強く蔓延っています。したがって... | ||
トランクの中の日本―米従軍カメラマンの非公式記録ジョーオダネル ¥ 2,625 通常24時間以内に発送 ★★★★★ |
トランクの中の日本―米従軍... | |
| ”この1ページの写真を何分てただろう?”と思える瞬間が何度かあった。 丁寧な見解をもとに当時の日本国民を洞察しているので共感できる。 当時、著者ジョー オダネル氏は23才という若さ。 非常に聡明な視点と感覚で撮影していたのだなと感心する。 あと、ハーシーズのチョコレートが食べたくなった。。。「焼き場に立つ少年」この1枚の写真のためだけでもこの本を購入する価値があります。以前新聞記事で読み、先日NHKスペシャルで見、長崎を訪れ実物を見て、ぜひ教えている中学生達に見せたい、と思いました。この男の子の心の中をどう私達は受け止めればいいのだろう。この写真に出会ってからそればかり考えます。子ども達は驚くほど戦争や平和のことを知らない。でもそれと同じくらい、知ったときのみずみずしい感覚、正しいものを求めようとする心は大きい、そう思います。それを信じて、本の力、写真の力を信じて、この1冊を求めました。長崎で生まれ長崎で20才まで育った私にとって この本は大変興味深く絶対に手元に置いておきたい本でした。 8月9日11時2分 必ず黙悼のサイレンが鳴ります。 長崎では 平和教育が当たり前のようにあり... | ||
ゴーマニズム宣言SPECIALパール真論小林よしのり ¥ 1,680 通常24時間以内に発送 ★★★★★ |
ゴーマニズム宣言SPECI... | |
| 中島氏や彼を称えた学者連中を弾劾しながら、 パール博士の真意や思想、理念を説いてゆくという、 一石二鳥の展開にあっぱれである。 パール博士の反対声明を、 歴史書には必ずついてまわるイデオロギーではなく、 客観的に検証してゆくという意味で、 本書の果たしている役割は大変大きいと思った。 全てを読み終えれば著者の完勝は疑う余地はない。 中島氏や彼を称えた連中の行く末にも大変興味がある。 著者の作品はどれも力作で魂のこもったものだが、 書はその集大成だといっても良いのではないだろうか。 右も左も真ん中も、全日本人必読の書である!! 新ゴーマニズム宣言SPECIAL靖國論 新ゴーマニズム宣言SPECIAL 平成攘夷論例えば、為政者が経済政策を誤り、国民を困窮に陥れたとしても刑事責任は問われない。 ただ、道義上の責任、選挙による洗礼、名誉の失墜等があるだけだ。 しかし、為政者が刑法等の犯罪を犯すことがあれば、司法の裁きを受けることになる。 このようなことは極めて当然と思われるが、実際には以下のケースもあるのだ。 (1)為政者が法を犯さなくても司法により処罰される。 (2... | ||
戦争における「人殺し」の心理学 (ちくま学芸文庫)デーヴグロスマン ¥ 1,575 通常24時間以内に発送 ★★★★★ |
戦争における「人殺し」の心... | |
| 戦争現場において銃から発射される弾丸の多くは相手を殺していなかった。兵士達は仲間に軽蔑されたくないから、必死に戦う格好をして発砲を続けるものの、実際に敵兵を狙い撃ちして殺せる人間は少数――。 戦争という現場での心理を、退役兵で心理学者の著者が克明に綴った本。極限の場であるはずの戦争の場での心理が、どこか身近に感じられる一冊。 人間は人間を殺すことに抵抗を覚える、しかし単純に距離的な条件を変えたり、抵抗を少なくさせるような訓練を積むことによって、殺害率は上昇する、と筆者は主張している。戦争に限らず、一般社会に転用して考えることもできる本であり、テレビの有識者のコメントよりも、現代社会における殺人者というものの本質に触れている気がする。 ただし主張の核である「本質的に人は人を殺すことに抵抗を覚える」という部分は、それが人間(生物)としての本性ゆえなのか、現代社会の道徳文化の刷り込みゆえなのかの検証がなされておらず、続刊「戦争の心理学」において著者自身、真逆の主張をしていたりとブレている。とりあえず、現代文明社会の人間は人を殺すことに抵抗を覚える、という範囲内で理解しておくのがいい... | ||
孫子の兵法―ライバルに勝つ知恵と戦略 (知的生きかた文庫)守屋洋 ¥ 520 通常24時間以内に発送 ★★★★★ |
孫子の兵法―ライバルに勝つ... | |
| 孫子の兵法の教えはひとつひとつが奥深いが、量が多いわけではない。この本は、文庫にまとめ、低価格で、適度の解説をつけて、かさばらないし、良心的な孫子の兵法の本である。 しかし、孫子の兵法は深い。何度読んでもハッとするところがある。企業戦略にも通じるのはもちろんだし、戦争というテーマを通して、人や集団というものに共通する普遍性にも気づく。少なくともサラリーマンであれば一度は読んでおいて損はないだろう。 本書は、凝縮された表現の孫子の兵法にやさしく噛み砕いた解説を適時はさみながら書いてあり、難しくない。読むのに時間もかからない。お手軽に買える文庫本なのに内容はお手軽ではない。まだ孫子の兵法を読んだことがない方にはおススメである。 科学技術や文明の進化と共に、戦術は刻々と移り変わる。だが、戦略のエッセンスはそう簡単に変わらないと思います。だからこそ、孫子が今でも輝きを放っているのだと。 戦術の記述については、守屋氏が記述のとおり、現代にはそっくり当てはまらない所が結構あります。 日当たりの良い場所に布陣せよ、とか。だけど、それって深読みすると、福利厚生を充実させて社員の稼働率を高水準に保... | ||
民間防衛 新装版―あらゆる危険から身をまもる¥ 1,575 通常24時間以内に発送 ★★★★★ |
民間防衛 新装版―あらゆる... | |
| 本書は一人でも多くの方、特に若い方に読んでほしい。 災害や戦争、核攻撃に備えるとをリアルに肌で感じさせて くれる一冊なのです。 戦場で軍隊同士が激突する、それだけが「戦争」の貌ではない。 本書にもあるように、軍事力の激突の前に、それはすでに始まっている。 (孫子ならずとも)無血で目的達成することが至上の勝利。 彼等はそのためなら何十年・何百年でもかけるつもりだ。 唯一の被爆国、とか言ってるなら、 核兵器に関する科学的な知識と民間防衛の普及を図りましょう。 愚かな戦争は二度と繰り返さない、とか言ってるなら、 まず法体制をきっちり整備して内を固めましょう。 チェック&バランスで組織の暴走をさせないように。 人は城、人は石垣、人は堀。 投了するにはまだ早すぎます。 私は共産党員です。ですが、この本は、平和を保つ私達日本国民の義務、責務が私達の頭から抜け落ちていた事を思い知らされた。とくに、227ページの言葉にショックを受けた。侵略にも、色々あって、目に見えない戦争もあるのだと言うこと。私の立場にも大影響を与えた一冊であり、今の日本人には必読と思います。軍事書のように... | ||
新訂 孫子 (岩波文庫)¥ 588 通常24時間以内に発送 ★★★★★ |
新訂 孫子 (岩波文庫) | |
| 兵法なのにそもそも戦争を推奨していない、そんなサワリが気になって読んでみた。・・・「論語」と並び、人生の基本書だった。。 この本を読んだといってもズルして現代語訳しか読んでないのであっという間に読めてしまった(意外にも内容は簡潔であり、短い)が、そのひとつひとつの教えは重く、全十三篇の最後は、なんとスパイの重要性について書かれている。そしてこの篇が、兵法を通じて最も重要なのだと思う。 現代のビジネスでもいろいろな局面で通用することが多々あるなと思う(スパイの項は特に)。 ただし内容を咀嚼しておかないと応用は難しいと思う。頭に叩き込まなければ。 岩波の兵法、本としては同じく岩波の「論語」と同じスタイルを取っている。教科書的か。言わずと知れた『孫子』。 兵法の本だが、軍事のみならずビジネスや人生訓としても読める本である。 ちまたで聞くフレーズも案外この本が出典だったりする。 「敵を知り己を知らば百戦危うからず」や「風林火山」は有名だろう。 ただ、両方とも表現は少し違う。 特に風林火山は、実は「風林火陰山雷」だというのは面白い。 (知り難きこと陰の如く、と、動くこと雷の震うが... | ||
新・ゴーマニズム宣言SPECIAL 戦争論小林よしのり ¥ 1,575 通常24時間以内に発送 ★★★★★ |
新・ゴーマニズム宣言SPE... | |
| 筆に魂が入っている。私はマンガを読まないが小林よしのりだけは別だ。 とにかくネームの多いこと多いこと・・・。 ページ数も多いので、読むのに一日がかりだった。 でも一日費やすくらいの価値はあると思う。 読んでいて気になった点を二三あげるとすれば、 「南京大虐殺はなかった」と小林氏が主張している点だが、 南京市民に対しての虐殺は、あるいは氏の主張の通り、 中国側の誇張、捏造という可能性は本書を読む限り捨てきれない。 ただ捕虜となっていた数万の中国兵(南京市民ではないと思う)については、 どういうわけだか本書では一切触れられていない。 折からの食糧事情の悪化により、捕虜に与える食料のなかった日本軍は 「最終解決手段」として彼らを揚子江河岸で「虐殺」した。 捕虜に対する虐待はジュネーブ条約に立派に 違反するもので、完全な戦争犯罪である。 この一点だけは小林氏もさすがに擁護できないのではないだろうか? この「虐殺」に加担した日本兵の手記は少数ながら今現在も、 遺族の元などに残っている(まさかこの手記を書いた日本兵が撫順 戦犯管理所の出身者ではないと思うが・・・?)。 それともう一点。 ... | ||
戦略の本質 戦史に学ぶ逆転のリーダーシップ野中郁次郎 戸部良一 鎌田伸一 寺本義也 杉之尾宜生 村井友秀 ¥ 2,310 通常24時間以内に発送 ★★★★ |
戦略の本質 戦史に学ぶ逆転... | |
| あまりにもポイントが多くてこれといったことがつかめなかった。 成功は結果論なのでむずかしいかもしれません。 失敗の本質では今後の日本の指導者の高齢化を心配していました。 個人的には今後ごみ処理問題が大切かと思いました。本書は、「失敗の本質」という書と姉妹本の関係にある。「戦略の本質」では、過去の戦史の中で、成功した作戦例を取り上げ、戦略、作戦、組織、情報等の観点からどういった点が成功を収めたポイントなのか戦史を検証しているところが面白い。 取り上げられている戦史は、毛沢東の包囲討伐戦、バトル・オブ・ブリテン、スターリングラードの戦い、朝鮮戦争、第四次中東戦争、ベトナム戦争の7つの戦史を取り上げている。 その戦史を紐解く前の予備知識として、戦略とはどういったことなのかを序章および第1章戦略の系譜で取り上げている。中でも注目すべきは、グレー(コリン・グレ−:米国の戦略研究家)の議論で戦略の諸位相という17項目であろう。戦略を考える場合にこの位相を理解することにより、国家と国民と軍事の係わり合いというものが自ずと理解できる。 終章では、戦略の本質とは何かということについて、10の命題... | ||
ノモンハンの夏 (文春文庫)半藤一利 ¥ 660 通常3〜4日以内に発送 ★★★★★ |
ノモンハンの夏 (文春文庫) | |
| この本は資料としても文学としても読み応え十分です。 私が当作品を読んで一番衝撃だったのは、 ノモンハン事件当時、日本国民の世論が、 完全に親ナチス・反英米だった事でした。 三国同盟を締結せんと画策していた帝国陸軍が マスコミを使って世論を誘導したかもしれませんし 外国の情報機関の工作員の仕事かもしれません。 しかし、"絶対悪"ヒットラーと手を組むことは 日本国民の民意でもあった事は事実です。 この本を読んで帝国陸軍の組織腐敗を嘆いたり 高級参謀の無能ぶりを嘲笑ったりするのは簡単ですが 過ちから学ぶ必要があるのは軍人だけではなく 現在の日本を生きる私たち国民一人一人もそうです。 今も昔も、世論や民意がマスコミによって作られています。 日本国を再び過ちを犯す国にしたくなければ、 我々国民がもっと賢くなるしか他に道はないわけです。 この本は平和を願う日本国民必読の書です。この本は、ノモンハンにおける戦いについてのミクロな話ではなく、国際政治の文脈の中に位置づけた上での ノモンハンの話、もしくは、ノモンハンという地点に最終的に結実された日本および諸外国の政治的・軍事的 意思決定のプロセスにつ... | ||
補給戦―何が勝敗を決定するのか (中公文庫BIBLIO)マーチン・ファンクレフェルト ¥ 1,500 通常24時間以内に発送 ★★★★★ |
補給戦―何が勝敗を決定する... | |
| 具体的な数字を挙げられていて丁寧に分かりやすいので、補給の困難性の本質がどのあたりにあるのか分かるようになってきました。 どんな作戦立案者も補給の必要性を切実に理解はしていたのに、ノルマンジーの連合軍といった極めて少ない例外を除いて確保できなかった理由が、また多くの作戦が補給に眼をつむって戦局を進めた背景がわかります。 また、兵站を歴史的に考察して、補給の方法(軍需倉庫から補給を直接受けた初期の段階、ナポレオンの略奪時代、基地からの永続的補給時代(馬車、鉄道、自動車))の興味深い実例が淡々と述べられています。 最後の「知性だけがすべてではない」という章に著者の結論と現代の軍隊の問題がまとめて極めて論理的演繹的に述べられていますが、ここはぜひ自らお読みください。 クラウゼビッツの戦争論をはじめとする、中公文庫のこのシリーズは良い本が多いですね。近現代の主な戦史を、補給という観点から解剖した異色の軍事史である。 翻訳は、軍事関係書にありがちな原文を直に訳し降ろしたような、籾殻付玄米 といったところだが、それでもズンズン読み進んでしまった。それほど面白い。 細かいところで疑問に... | ||
新ゴーマニズム宣言SPECIAL 戦争論〈3〉小林よしのり ¥ 1,680 通常24時間以内に発送 ★★★★★ |
新ゴーマニズム宣言SPEC... | |
| お金に余裕がない人は、特別3巻目を買う必要はない気がした……。 といっても、ゴー宣は立ち読みきついけど。。。 戦争論2が非常に良く出来ていたから、なおさらかもしれないけど、 やっぱり書き下ろし漫画が少ないのは寂しい。 これは、最近のSP本ほとんどにいえるけど。 タイトルの通り、やりたいこともいいたいこともわかるけど アングロサクソンへの批判に内容を固執しすぎてないかと思う。 それが、本としての全体の品度を下げている気がして残念だった。 批判は正しいんだけど。 小林の本は、漫画という特に影響力の強いメディアであるため、以下に留意点を述べる。 小林は、おそらく連載、対談、雑誌の編集、漫画の執筆等忙しいのであろうと想像できる。 だから、参考にした文献等などについて、彼の後ろにプロの指南役あるいはライターおり、その者が小林の言論に影響しているのではないか、と思う。 このこと自体悪いわけではなく、読者はそういうことを念頭に読む、というのがメディアリテラシーとして必要だ、ということが言いたいのだ。 この点は小林も洗脳等という言葉で盲信を戒めるために同じことを述べている。 ただし、本人... | ||
こうして僕は世界を変えるために一歩を踏み出した鬼丸昌也 ¥ 1,470 通常24時間以内に発送 ★★★★★ |
こうして僕は世界を変えるた... | |
| もしあなたが他が為に何か行動を起こしたい時 この本はあなたの良き手引書となるでしょう もしあなたが他が為に何かをしたいのだけれども、その選択に迷った時 この本はあなたに幾つかの輝ける道を示してくれるでしょう もしあなたが他が為に直接働きかけれない状況で天を仰いでしまう時 この本の著者になら想いを託せると安堵するでしょう この本を決して自分の幸せを再確認する為に手に取らないでください 世界のどこかに笑顔を忘れたり、失ってしまった子供達がいる 人間は生まれて間もなく“泣く”というコミュニケーションの次に誰に教えられることなく覚えるのが... 「笑顔」 子供達の笑顔を守りたいという一念が著者をブレること無く歩ませる そんな鬼丸さんだからこそ託せる想いが一つ一つ実っていく この本には沢山の素晴しい言葉が詰まってます 何十箇所も頁の端を折るほどに 中でもトシャという女性との出会いに係わる言葉の数々に胸を打たれる そして文中で触れられる一青窈の「てんとう虫」を真摯に捉えることもできる 勇気と希望と夢を思い出させる文章を読み終えて改めて熱を帯びた この... | ||
大本営参謀の情報戦記―情報なき国家の悲劇 (文春文庫)堀栄三 ¥ 540 通常24時間以内に発送 ★★★★★ |
大本営参謀の情報戦記―情報... | |
| 本書のレビューはもう出尽くしているので、個人的に面白かったと思う点を・・・ 1.同じ大本営で課によってこんなに仕事の方法が違ったのかと驚いたこと 2.米軍の上陸作戦の時期を推定するのに、株価を読んでいたこと 3.西ドイツに赴任する著者への大島元大使(戦前)の助言の内容 4.戦後西ドイツでの著者の諜報活動ぶり、ことにワイナリーの話 5.小国こそ・・・という事実 そういえば、真珠湾攻撃を兎にも角にも真っ先に嗅ぎつけたのも、 列強各国ではなかったな・・・本書の太平洋戦争における情報の取得,取扱い,それに基づく意思決定等具体的な戦史に基づく記述に関しては,昨今における企業組織の情勢を鑑みる大変参考となるのではないでしょうか。この図書を読まれた方の多くは,ビジネス社会でおこる様々な不祥事や企業衰退等の本質が今も昔も変わらないと考えられるはずです。国家としての危機管理とはなんであろうか、という主題に十分答えられる内容になっている。著者の結論は、「情報」であって、この収集・管理こそが現代の国家レベルでの危機管理だというわけだ。米国のCIAしかり、英国のMI6、またはフランスのDGSE+D... | ||
図解 ハンドウェポン (F‐Files No.003) (F‐Files)大波篤司 ¥ 1,365 通常24時間以内に発送 ★★★★★ |
図解 ハンドウェポン (F... | |
| ちょっとした雑学として知っておきたい。創作活動で必要になるだろうから。そんな方にはお勧めの一冊かと思います。あまり分厚くもなければ簡単でイラスト付きなのでさくさく読めていいかと。意外と知ってるようで知らなかったり、誤って覚えていたりする知識などがあり再確認するには丁度良いです。ガンマニアでない私には、十分専門的で、楽しく読めました。 「○○口径の意味が分からない」とか「アサルトライフルと短機関銃の違いが分からない」とか、そういう次元の謎がたくさん解けました。銃器に全く興味のない私でしたが、この本を読んでからは映画を見て、いろんな設定についてもっと深く分かるようになりました。 あまり類書を知りませんが、非常に読みやすく書かれているので、マニアじゃない人にとってはうってつけの入門書だと思います。とりあえず、楽しむ分にはいいと思う。 携帯武器に関する基本的知識が無いならこれでとりあえずはいいだろう。 多少知識があるならもっと内容のあるものをオススメする。バイオハザードやメタルギアソリッドなどのゲームにはまったことがきっかけで銃器類に興味を持った。そこで、購入したのがこの本である。 『基礎知... | ||
最終戦争論 (中公文庫BIBLIO20世紀)石原莞爾 ¥ 580 通常24時間以内に発送 ★★★★★ |
最終戦争論 (中公文庫BI... | |
| 戦争や歴史についてさまざまな意見があるだろう。しかし日本人として真剣に戦争を考えた人物、歴史的な満州事変を実行した人物の書いた本である。じっくり読む必要・価値がある。読み終わってみれば、石原も時代の空気に大きくとらわれていたことがよくわかる。 第一次大戦後のドイツに留学しおそらくは世界的な終末論や次の戦争に関する議論が大きく彼に影響したのだろう。また戦前の独特の日本の独りよがりの考え方。 それに賛成する人は今少ないだろう。今から見れば稚拙さが目立つ議論だ。しかしそれでも読む価値がある。間違いなく石原はもっとも独創的な日本人の一人である。第2次世界大戦がヨーローッパで勃発した頃、近い将来に世界がひとつになるための最終決戦が起こるはずだという、石原莞爾の予言を収めた本だ。今から読むと、当然、当たらなかったもの、それはどうかと思うようなものもあるが、大変参考になる点もいくつかある。 将来は世界中の成層圏を無着陸で飛びまわれる飛行機が発明され、それと同時に一瞬にして大都市を壊滅できるような最終兵器が開発される。その時こそ2大強国が最終決戦を経て、世界の統一が成されるというものだ。 無着陸... | ||
ベトナム戦記 (朝日文庫)開高健 ¥ 546 通常24時間以内に発送 ★★★★★ |
ベトナム戦記 (朝日文庫) | |
| まだ少年と言える時代に読んでしまった。戦争とはいったい何なのか?など考える余裕などなかった。 「ベトコン少年、暁に死す」の項を読まなければ良かったと後悔しつつ読み続けた。胃の辺りが石を飲んだように重くなって、目には涙が浮かんできたのを今でも覚えている。 開高健先生は、私にとって人生の師と勝手に決めているのですが、この本の内容は中学生の私にとっては厳しすぎたと思う。 今、子供にも開高先生の小説を読むように勧めているが、この本はもう少し後にしようと心に決めている。 「ベトナム戦記」という本の存在だけは知っていたが、ようやく手にとって読んだ。 これは、開高健氏のベトナム従軍記です。いままで戦争に関する本はいくつか読んだが、「ナンバー・ワン」です。 ベトコン少年の公開処刑を書いた「ベトコン少年、暁に死す」の章から最前線に赴く後半の章は、臨場感があって、実際に開高氏と一緒にいるような妙な感覚になる。一流小説家である開高氏の文章の力だろう。 この本のなかで「ベトコン少年、暁に死す」の章は特に凄い。凄くて深い。「戦争」や「人間」の存在そのものの本質をわしづかみにするような迫力ある文章である。... | ||
ドキュメント 戦争広告代理店 (講談社文庫)高木徹 ¥ 650 通常24時間以内に発送 ★★★★★ |
ドキュメント 戦争広告代理... | |
| NHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀」を思い出しました。 ルーダー・フィン社のジム=ハーフ氏らは、徹底的に、クライアントの利益のためにPR会社としてプロの仕事をしたのだと思います。24時間体制は当たり前。 その仕事ぶりが、PRの素人の失敗(セルビア政府、ユーゴスラビア連邦(当時))と比較され、見事に描かれています。 最後、クライアントとの決別がフィーを巡ってのことのようで、そのあたりも生々しい話しでした。本書は90年代初頭のボスニア紛争において、 アメリカの一企業がいかに巧みに情報を操作し、 国際政治を動かしたかを回顧するものです。 映像を手がけるプロでもある著者の文章は、 臨場感や鮮やかさに満ちていて読み応えがあります。 弱小国家ボスニア・ヘルツェゴビナの外相シライジッチは、 単身で乗り込んだワシントンDCにおいて、 PR会社のやり手、ハーフと出会い契約を締結する。 そこから、同国の怒涛の情報戦略が展開され、 ついには強国ユーゴスラビア連邦を国連脱退に追い詰める。 その過程では、主要国首脳や国際世論を味方につける様々な手法が用いられる反面、 手強い相手方の失策や幸運も作用して... | ||
今日われ生きてあり (新潮文庫)神坂次郎 ¥ 460 通常24時間以内に発送 ★★★★★ |
今日われ生きてあり (新潮... | |
| 私はこの方達と同じ日本人であることを誇りに思います。 そしてこの方達が何を望んで自分の命を散らしていったのか。 現代に生きる日本人はその意味を知らなくてはなりません。普段時代小説を読んでいる延長でこの時代のものもたまに読む事がありますが、この時代のイデオロギーやベクトルとかは別にして、二人の息子を持つ父親の立場として、素直に強く心を動かされました。ある意味「人生の教科書にもなるか」と思うほど深く感銘を受けた部分も多々あり、いわゆる”特攻物、戦争物”ではなくすぐれた”時代小説”の一つとして読む事が出来ました。今から60年余前に、このような時代があったということを、改めてまざまざと見せつけられた。 出てくる登場人物は、ほとんどが、自分と同じ世代である、20代中盤の若者。 彼らは、特攻で玉砕することが使命であると考え、家族や、国民のために死んでいった。 その混じり気のない、純粋な信念に、畏怖すら覚えるとともに、若き青年たちをそのような心理状態にさせてしまった戦争というものの恐ろしさを痛感した。 永世、語り継いでゆくべき記録だと思う。まだ、人生の半分も生きていない学徒が否応なく特攻で散ってい... | ||
図解 近接武器 (F-Files)大波篤司 ¥ 1,365 通常24時間以内に発送 ★★★★★ |
図解 近接武器 (F-Fi... | |
| 表紙が反射する綺麗な白色なので高級な感じがしますね。 カバーを外した本体は濃い青色をしていて、「矛盾」について商人の立場から語る面白いおまけ話が書かれています。 横幅は丁度1.5cm、高さも18cmとコンパクトな大きさなので一般的な本棚にも違和感無く収納できると思います。 ページのほとんどを武器解説に徹していて、古今東西の剣、槍、意思の宿る武器からガンソードなどRPG風のものまで イラスト付きで一個ずつ解説し、合計で101種類もの多種多様な武器が解説されています。 解説の内容も短すぎず長すぎず、いつ頃の武器なのか、どうやってつかうのか、など武器の応用も交えた説明をしていて、 例えば剣以外の武器の携帯方法や、クロスボウの矢の装填の仕方、短剣の逆手持ちは見た目はかっこいいが失敗すると危険、両手剣の振り下ろし攻撃のリスクなど、 気軽な文体でまるで実戦を意識しているかのようなギャップが面白い。 それがこの本の魅力でもあるのですが、逆にそれが星4個にした理由でもあります。 武器自体の解説なのか、それとも武器の応用の解説なのか、が明確な線引きがされずに混同しているため所々中ぶらりんな感じがあ... | ||